全国で2018年10月21日(日)に宅地建物取引士試験が行われた訳ですが、各資格学校が公開した2018年度の宅建合格ボーダーラインは、36点〜37点(+−1点)〜38点といった感じでとても高い!
過去10年間の合格点と比較して見てもわかります。それだけ2018年度の問題はやさしかったのでしょうか。それとも受験された方々のレベルが上がったのでしょうか。
AIが予想した宅建士試験の出題的中率が78%
そんな中で話題となったのが、資格試験のオンラインサービス「資格スクエア」を運営する株式会社サイトビジットが宅建試験の出題を過去29年間分の問題をAI(人口知能)に教師データとして学習させて事前に予測したというもの。しかも、な、なんと、出題的中率は”78%”と高い!
果たして2018年度の出題的中率はどうだったのでしょうか。是非、発表して貰いたいものです。もし、同様の的中率であれば、来年の受験に向けて試してみたいですね。
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宅建士試験の勉強法、コツとは?
宅建士試験の学習法は、たくさんのホームページで公開されてますが、宅建士だけじゃなく、ほぼすべての勉強・学習につながるセオリー通りの学習法っていうのは絶対にあるのではないでしょうか。
一回見たらいつまでも記憶に残るとか基礎がわかればすぐ応用が効くというようなごくごく一部の天才を除いて、ほとんどすべての人は『反復・復習』という学習法から記憶を浸透させていると言えます。
試験やテストがうまくいかない人の多くは、次のような原因があるはずです。
- 復習をやっていない
- 反復・復習の頻度が不足している
- 何の意味もないものをおさらいしてしまっている
こういった学習法では、一般の人々はうまくいきません。特に試験のハードルが上がれば上がるほど『反復・復習』が特に重要になってくるのです。もちろん宅建士試験にも言い切れます。
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だったらどれだけ復習すればいいのでしょうか!?
ズバリ言うと、〇〇回と言い切ることは難しいですね。当たり前ですがもちろん回数は多ければ多いほどパーフェクトに浸透しているでしょう。そりゃ100回200回と同じポイント・問題を学習すれば、誰でも自然に覚えてしまいます。けれどもこのような学習時間の利用法はまず不可能です。またそのような学習法はあまりに苦行だということですね。
一つのベースとして、『悩むことなく速やかに正答できる』までということがあると考えられます。すなわち、なぜそうなるのかも言うまでもなく理解していて、問題を間違えようのないくらい理解してしまっている状況を保つまで復習する学習法です。
宅建士の学習でこのようなパーフェクトな状態を保つまで、インプットするものによりますが、多くて7、8回反復しないといけないことがありました。人によっては3回程度で100パーセント頭に入れてしまう人もいますし、なぜかある分野・論点だけはすぐに覚えてしまうとかもあります。
ですから、以下のような反復学習法の規則性を決めることをおすすめします。
- 最低3回は反復学習する
- 効率よく解けないものは念を入れて復習
- 復習回数が多くなるとスピード重視とにかくボリュームをやり遂げる
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宅建士試験ではどういうことを何度も学習するのでしょうか!?
ひと通り宅建士の学習内容をテキストで学習したら、とにかく過去問を繰り返し解くのがスタンダードな学習法だと思います。もちろんそのパターンに過去問でない問題集を足すとより良いということです。
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過去問→テキストの学習法
そして最初のうちは、じょうずに解けないことが多いと思います。その都度、該当ポイントを宅建士のテキストに戻って必ずチェックしましょう。出来なかった問題は、何がわからなかったのか?知らない用語があったからか?それともひっかけ問題につまづいたのか?とにかくわかるまで、テキストでチェックしましょう。
そして、解答部分にテキストのページ数やチェックしたことを記録しておくと役に立ちます。試験直前に見直せるように付箋を張っておくのもよいと思います。
これをしなければ、ただ単に「この問は3」みたいな意味のない記憶になってしまったり、「なんとなくこれ」って感じからレベルアップしていくでしょう。
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同じシリーズを用いた方がいい
そういうわけで、テキストと過去問は同じシリーズのものを用いた方が確実に良いと思います。ポイントの区切り方が同じだったり、過去問の解説ページからテキスト側への連携がされていたりすることが多いためですね。
また、予想問題集というのもありますが、何回も繰り返し解くものではないかもしれませんが、試験の直前に演習することをおすすめします。いずれにせよ宅建士試験では、過去問を何回も解くという学習法がスタンダードであり一番適切な学習法です。
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反復学習法はプランを立てて
どれだけ〇〇回過去問を解くぞ、とイメージしたところで試験までの時間がないと物理的に反復できません。宅建の試験日は決まっています。その日にピークに持って行くためにどの程度学習するのか、しっかりとスケジュールを組み立てて、学習法を実践しましょう。
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宅建士合格のための圧倒的に効果を発揮する学習法は結局・・・
圧倒的に効果を発揮する学習法は、結局「過去問を反復」、「理解のためにテキストに戻る」、「さらにこれでもかというほど反復」です。ありきたりの学習法ですが、圧倒的にこれが一番重要で、一番効果が高いやり方だと確信しています。
特に宅建士試験は年に一回しか行なわれませんから、「絶対に今年受かりたい」という人は失敗が許されないわけです。したがって、反復学習は誰だって辛いし決して楽しくないものですが、是非とも繰り返し学習してしてみてください。