Good Life Journal

日常生活における「疑問?」を「確信!」へ

孤独が耐えられないあなたは、いずれ社会に取り残されていく。

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集団行動が得意な日本では学校のみならず会社でも「助け合い」が推奨され、みんなで成し遂げることで、会社も個人も成長するのだという考えが蔓延しているように感じます。

でも、近年では働き方の多様化にともなってフリーランスで働く人が増えているように、「個人」の力も重視される社会になってきているのは事実でしょう。大袈裟に言ってしまえば、これからは「ひとり」で頑張ることを覚えないと社会では通用しなくなっていくのかもしれません。

「創作の核は、孤独な時間のうちにある。」

こう話すのは、「共食い」で芥川賞を受賞した作家、田中慎弥さん。彼はテーマや方向性の確認などは編集者と共同で行うものの、一旦摺り合わせが終わってしまえば、後は孤独な作業が続くだけだと言います。また、孤独は思考を強化してくれる時間でもあるため、独りきりの時間は欠かせないのだそう。

これは作家だからというわけではなく、普通のサラリーマンだって同じです。私たちは会社という組織に属しながら、職場の仲間と"一緒に"仕事をしている気になっているだけで、実際は、自分に割り当てられた仕事は自分1人で進めていますよね。仕事って1人でやるしかないもの。孤独は嫌でも付いて回るんです。

心理学者のアンダース・エリクソンは、「偉大な業績をあげる人はいったいどのようにしてそれを成し遂げるのか」をテーマに研究を進めてきた人物です。彼はこの答えを探るため、バイオリン専攻の学生を上中下の3つのレベルにふるい分け、音楽活動にかける時間の使い方について調査を行いました。

すると、3つのグループとも音楽活動にかける時間は週に50時間以上と共通していたものの、上位のグループについては、その大半を個人練習に費やしていたことが判明したのです。この調査結果を受け、エリクソンはひとりでいる時にこそ集中力がアップし、パフォーマンスを向上させることが可能なのだと結論付けました。

会社という組織で働くわけですから、もちろん助け合いは欠かせません。でも、「ひとり」で頑張る時間を大切にすることも、助け合いと同じくらい重視されていることも事実なのです。

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