Good Life Journal

日常生活における「疑問?」を「確信!」へ

魚も人間も全く同じ。水槽や教室に入れた途端にいじめが始まる。

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マツコ・デラックスも経験したという不登校ですが、昨今では中学生で36人に1人、つまりクラスに一人の割合で不登校が増え続けているようです。

そういった子供たちが全国からやっていくるという、沖縄県鳩間島(はとまじま)の鳩間小中学校は、生徒の9割が他府県の出身者という年もあるといいます。

島の家庭にお世話になるなどして暮らしている子供たちは、肩肘張らずに楽しそうに学校に通っているそうで、ジャーナリストの森口豁(かつ)氏と話をした女子生徒は、地元の中学には2年間で2日しか行かなかったと言い、もともと「学校嫌い」になった理由を次のように語りました。

「制服をつけることを義務づけられ、髪形とかみんな同じ格好。そんなのって怖いし、気持ち悪いじゃないですか。」

海が目の前のこの学校では釣りの授業もあるという一方で、受験進学を洗脳する学校に、「学校を休むな」をくりかえす親のいる家というのが一般的な子供の世界になってしまった今、著書「バカの壁」で知られる養老孟司氏は昔の子供の世界のことを次のように話しています。

「僕らが子どもの頃には、世界の半分は自然だったですからね。人間と接する世界が半分、自然と接する世界が半分。(中略)人間世界の誰それに怒られたとかいじめられたとかいうのは、自然の中に入って、山なんかを歩きまわっていたらゼロになってしまった。つまり、解毒剤になっているわけです。」

人工的に押し込められた世界だとおかしなことになるのは人間だけではないようで、東京海洋大学で教鞭をとる魚博士のさかなクンは、「メジナは、広い海の中では仲よく群れを作って泳いでいます。それなのに、狭い水槽の中に入れると、なぜだかいじめがはじまってしまうのです」と言いました。

その水槽からいじめっ子のメジナをほかに移しても新たないじめっ子が現れ、いじめは終わらないのだそうです。

行き過ぎた「想定範囲」のはびこる人間社会の外には、いじめのない世界が広がっているというのが、子供時代に見えているのといないのでは、人の生きやすさは天と地ほどに差がついているのかもしれません。

だれも沖縄を知らない 27の島の物語

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