Good Life Journal

日常生活における「疑問?」を「確信!」へ

LINEでスタンプを送れば送るほど、引きこもりや自殺者が増える。

f:id:goodlifejournal:20181028155028j:plain

ある学校で、先生が授業中にボーっとしている生徒に「ほら、お花畑に行ってないで帰ってきなさい」と言うと、その生徒はポカンとした顔をして困り果てていたという話があるように、最近の子ども達は言葉をストレートに受け取ってしまいがちで、比喩を理解するなどの複雑な思考をする能力を失いつつあるようです。

恐らく、その原因となっているのはスマホと共に普及したメッセージアプリのLINEだと言えるでしょう。

LINEは文字の入力欄に「嬉しい」とか「悲しい」と入力すると、それに応じたスタンプが自動的に現れるようになっていますが、「不甲斐ない」などの人間の絶妙な心理を表現するスタンプはないため、スタンプを多用している子どもたちの思考はどんどん単純化されてしまいます。

さらに、今は「既読」の機能が当たり前になったことで、現代の若者は既読無視によるトラブルを避けるために、躊躇したり熟考する時間を与えられないまま、その場で素早く反応する傾向があるので、どうしても細かいニュアンスなどは省かれ、「◯◯みたいな感じ」といった大雑把でシンプルなコミュニケーションになりがちです。

ただ、人間というのは極端に複雑な生き物であることから、長期的に良好な関係を築いていくためには、お互いの絶妙な心理をうまく説明しなくてはなりません。

それなのに、思考の単純化によって「なんか◯◯」とか「◯◯みたいな感じ」のようなザックリとした表現しかできなくなってしまったのですから、互いに気持ちがすれ違って上手く意思疎通ができなくなっても不思議ではありませんし、最近増えている若者の引きこもりや自殺、そして、いわゆる「コミュ障」なども全てはここに原因があると考えることができるのではないでしょうか。

明治から昭和にかけて活躍した落語界の重鎮として知られる古今亭志ん生さんは、とてつもなく大きなナスを表現するときに「暗闇にヘタを付けたようなナス」と言っていたようですが、よく考えればものすごい思考力です。

現代人にそこまでの思考力が必要なのかどうかは別として、自分の中にある感情を細かく説明できるくらいの力は取り戻すべきでしょう。

そのためにもLINEでメッセージを送るのはほどほどにして、メッセージより電話、電話より直接会って話すことを心がけてみるべきではないでしょうか。 

LINEで子どもがバカになる 「日本語」大崩壊 (講談社+α新書)

LINEで子どもがバカになる 「日本語」大崩壊 (講談社+α新書)

  • 作者: 矢野耕平
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2016/04/21
  • メディア: 新書
 
テレビの大罪 (新潮新書)

テレビの大罪 (新潮新書)

  • 作者: 和田秀樹
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2010/08/12
  • メディア: 新書
 
全思考 (幻冬舎文庫)

全思考 (幻冬舎文庫)

  • 作者: 北野武
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2009/04/01
  • メディア: 文庫