Good Life Journal

日常生活における「疑問?」を「確信!」へ

睡眠不足で一度低下した認知能力は、3日間たっても正常に戻らない。

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日本大学医学部の内山真教授が行った研究によれば、日本人の5人に1人は睡眠時間が6時間未満なのだそうで、さらに睡眠不足によって引き起こされる事故や作業効率の低下による経済的損失は年間約3兆5000億円にも上るというのですから、睡眠不足は他人事ではなくなってきています。

家具屋さんがベッドを売る時の謳い文句に「人生の3分の1はベッドの中」というものがありますが、それは裏を返せば、残りの3分の2は睡眠に支えられていると言っても過言ではありません。

実際、科学誌『サイエンス』で発表された研究によると、睡眠不足の人が毎日もう1時間眠れば、収入が600万円増えた時よりも幸せになれることが明らかになってきていますし、世界一の投資家として知られているウォーレン・バフェットも次のように述べています。

「どちらかを選べと迫られたら、私は増収のチャンスと引き換えでも睡眠を一晩たりとも譲らない。」

最近の睡眠に関する最も重要な発見の一つに、睡眠中に脳の大掃除が行われているという研究結果があります。

昼間の活動中、人の脳細胞には有害なタンパク質が蓄積され、そのタンパク質が脳に滞在することで集中力が低下したり、頭がボーっとするわけですが、眠ることでこの有害なタンパク質が除去されるということが分かってきました。

しかし、脳にこの掃除時間を与えないでいると、単なるメンテナンス不足では済まなくなると言うのです。

ペンシルベニア大学と北京大学の共同研究によれば、睡眠不足で一度低下した認知能力は、十分な睡眠を3日間とっても正常に戻らないことが分かっており、睡眠時間を削ることで私たちは取り返しのつかない大きな傷を脳に残すことになります。

世界的なシンガーソングライターであるビヨンセが「本当の成功とは平和と幸福と健康を手にしていることであり、どれも睡眠なしでは手に入らない」と述べていたように、ある意味、21世紀において一番の贅沢は十分な睡眠なのかもしれません。

忙しくて仕方がない現代人にとって、1時間早く寝るということは少し勇気がいるのかもしれませんが、毎日忙しくしている自分に対するご褒美だと思って、今日から日付が変わる前に寝床についてみてはどうでしょうか。

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