Good Life Journal

日常生活における「疑問?」を「確信!」へ

松井をスランプから救った長嶋監督の電話越しのアドバイス「球が来たらファッと振れ!」

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科学が発展した現代社会では、ハッキリしないよく分からないものは無いものとしたり馬鹿にしたりしますが、そんな中で私たちはどんどん人間らしいチカラを失っているのではないでしょうか。

その失われつつあるチカラの一つに「暗黙知」と呼ばれるものがあり、それは具体的に説明できない、いわゆるフィーリングのようなもので、言葉ではなかなか伝えにくい微妙なニュアンスを伝える時になくてはならない存在なのです。

例えば、元巨人監督の長嶋茂雄さんはバッティング指導をする時に「球が来たらファッと振れ!」とアドバイスすることで知られていて、周囲の選手たちは、長嶋監督のことを野球の技術をきちんと説明できない人だと馬鹿にしていましたが、元ヤンキースの松井秀喜選手は暗黙知に救われた経験を持っています。

松井選手がニューヨークでスランプに陥り、巨人時代の恩師だった長嶋監督にアドバイスを求めると、同じように「ファッと振るんだ」とアドバイスを受け、電話越しにスイング音を聞いてもらいました。

そして、数十回スイングしたところで長嶋監督が「それだ!その音を出せば打てる」と言い、次の日の試合で言われた通りにやってみると本当にホームランを打ってしまったというのですから驚きです。

現代人はこのようなボヤッとした表現を嫌うようで、ちょっと微妙なニュアンスを伝えようとすると「分かんない!写メ送って!」と言い、目で確認できるシンプルなものしか理解できなくなってしまいました。

しかし、そうやってハッキリしたものばかりを重視しているうちに、少しずつ目に見えない情報や感覚を理解するチカラを失っていることは間違いありません。

あるパーティーで、英語が喋れないはずの長嶋監督が、ボクシング世界チャンピオンのマイクタイソンと通訳無しで盛り上がっていたという逸話がありますが、本来、人間というのは言葉が違っても、“何となく”のフィーリングで互いに理解できる生き物なのだと思います。

恐らく、社会が殺伐としたり、人付き合いが下手な人が増えてきたのは、絶妙な感情や表現を受け取るチカラをなくしてしまったからで、少し想像力を働かせれば自分の肌で相手のことを理解できるようになるのかもしれまん。

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