Good Life Journal

日常生活における「疑問?」を「確信!」へ

人間味が失われた日本にハグをしてくれるのは、猫。

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猫は世界で最も飼われている人気のペットで、英語のことわざの中では「人間の最良の友人」とされている犬の約3倍が飼われています。

その経済効果は、キャットフード等のペット関連商品やサービス、和歌山電鉄貴志川線の「たま駅長」に代表される猫を使用した観光客誘致、その他諸々の猫関連事業を合わせると、日本だけでも年間2兆3千億円以上になるのだそうです。

猫は、人間がまだ農作物を木の倉庫に保存してた頃、作物目当てに倉庫に忍び込んでくるネズミを餌として駆除してくれる益獣として、人間社会に自然に溶け込んでいきました。

そのため、朝起きてみると、床に飼い猫が狩ってきた生き物の死体が転がっていることがあるように、人間によって家畜化された豚や犬とは違い、猫は人間と暮らすようになって1万年たっても、飼い猫になる前と基本的には同じ、獲物を狩るハンターとしての感覚や本能を持ち続けているといいます。

レディ・ガガやマライア・キャリーなどの世界中のセレブにも人気なハローキティに口がなく、基本的に無表情であるのは、見てる人の気持ちに合わせて表情を想像してもらうことで、共感できるようにするためなのだそうです。

実物の猫も感情表情が豊かではないため、猫を飼ってる人が疲れた時などには猫が心配してくれるなんて話をよく聞きますが、それは猫の無表情な顔の中に、自分を心配してくれているという感情を想像してしまうからなのでしょう。

人は他人とのスキンシップがある時に幸せを感じるといいますが、2014年の時点で、交際相手のいない20代は男女ともに6割を超え、生涯独身の人の割合も上昇していて、セックスはおろか、気軽にハグをしてくれる人すら身近にいないという人は少なくありません。

そんな人肌寂しい現代人にとって、猫と一緒にまどろむ時間は、セロトニン、オキシトシン、ベータ・エンドルフィンと呼ばれる幸福を感じさせる3種類の脳内物質が放出され、誰かと触れ合っている時と同じ幸福感を感じることができるのです。

1万年ほど昔に人の前に現れた猫は、ネズミから食物を守ってくれる便利な存在から、私たちを癒してくれる愛着の対象へと変わって行きました。

社会での規律やプレッシャーに疲れてしまうことの多い私たちに、そっと寄り添ってくれる猫と、一緒に暮らしてみるのはいかがでしょうか。

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