Good Life Journal

日常生活における「疑問?」を「確信!」へ

虫歯になりやすい人となりにくい人との唯一の違いは唾液の量。

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野生の動物は自分の歯を失ってしまうと狩りや食事ができなくなってしまうため、歯の寿命と動物の寿命はリンクしていると言われています。

それは野生の動物だけでなく人間にも当てはまるようで、名古屋市立大大学院、国立長寿医療研究センター、そして愛知学院大学の共同研究によれば、虫歯や歯周病など口内トラブルが増えれば増えるほど、体の他の部分での不具合も増える傾向にあるのだそうです。

しかし皮肉なことに、どんなに歯を磨いたりうがい薬で口の中を清潔にしていても虫歯や歯周病に悩まされる人は少なくなく、一方で歯磨きなど歯のメンテナンスにはあまりにも無頓着なのにも関わらず、歯のトラブルとは無縁の人がいることは事実でしょう。

ある研究機関で行われた研究によると、虫歯になりやすい人となりにくい人との唯一の違いは唾液の量だと分かり、実際に80歳になっても自分の歯が20本以上ある人は例外なく口の中が唾液でしっかりと潤っていることが分かってきました。

それはどうやら唾液には虫歯の原因菌や口の中の新陳代謝で剥がれ落ちた汚れなどを飲み込んで胃の中で殺菌する役割があると明らかになってきたのです。そのため唾液が減ると洗浄作用が働かなくなって歯垢や歯石などの汚れが口の中に蓄積しやすくなってしまいます。

そして虫歯の原因菌と考えられているミュータンス菌がこれらの汚れを食べると、口の中でたんさんの酸が作られ歯の主成分であるカルシウムが溶け出し、それが結果的に虫歯になっていくのでのです。

そもそも唾液が少なくなる一番の原因は食べ物を噛む回数が減ることにあります。唾液というのは噛めば噛むほどたくさん分泌されますが、現代人が食べ物を噛む時間は戦前の半分以下と言われており、それは食事中に水を飲むようになったことも原因の一つだと考えることができるでしょう。

現代では食事中に水を飲むことが当たり前になりましたが、本来、たくさん噛んで唾液を十分に分泌させれば水を飲む必要はなく、食事中に水が飲みたくなるのは噛む回数が明らかに足りていない何よりの証拠です。

結局のところ、現代人はあまり噛まなくなったことで虫歯になり、虫歯で歯を失ったから余計に噛めなくなるという悪循環に陥っているのです。

確かに、噛むという行為は本当に面倒くさいですし水で流し込んだ方が圧倒的に楽ですが、大切なことほど面倒くさいものだと自分に言い聞かせていくところから始めてみてはいかがでしょうか。

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