Good Life Journal

日常生活における「疑問?」を「確信!」へ

問題を抱えた子供に共通するのは、親に料理を作ってもらったことがないこと。

f:id:goodlifejournal:20181109182757j:plain

ある大学で行われた調査によれば、全体の35パーセントの学生が自分で料理がまったくできず、月に数回程度しか料理をしない学生も18パーセントもいたのだそうで、あわせて全体の半数以上が料理をほとんど作れないことが分かっています。

この事実に対して親世代の人たちは「一人暮らしをすれば自炊能力は勝手に身につく」と考えている人も少なくないようです。と言うのも、昔は自分で作らないと食べていくことができなかったので、放っておいてもある程度自分で料理ができるようになったからなのでしょう。

しかし今や大手コンビニの年間売り上げは、おにぎりが約19億個、お弁当が約5億個で、このようなコンビニが何社もある訳ですから、現代社会では自炊能力がなくても十分に生きてくことができるようになりました。

そのため一般的に料理をする習慣は、大学生や社会人になりたての時期に身に付けるものの、出来合い品に頼ることで自炊の習慣を付け損なうわけですが、もし彼らに将来子供ができたときに、一体何を食べさせるといのでしょうか。

確かに出来合いの物を買えば時間もお金も節約できて一見良いことづくしのように感じます。ただ、食が貧しくなると体も心も貧しくなるというように、問題を起こす子供の背景には貧しい食があると説く学者も少なくありません。

実際、福岡県にある内田産婦人科医院の内田美智子先生によれば、トラブルを起こす子供達には親に料理を作ってもらった経験がほとんどないという共通点があると言います。

手作りの料理を食べると言うことは、それだけの時間や労力を割いてまで料理を作る価値が自分にはある、というメッセージも一緒に食べることになるため、そうしたメッセージを受けた子供は自分を大切にすることができますが、そうした経験をしたことがなければ、自分のことを大切にしようと思わなくなるのは当然でしょう。

そういった意味で、たまには出来合いの食品を買うのも良いですが、この先50年分くらいの費用対効果を考えると、出来合い品ほど高くつくものはないのかもしれません。

今は安くて美味しい食べ物が簡単に手に入る時代だからこそ、あえて手間と時間をかけて料理を作ることに価値があるということなのでしょう。

すごい弁当力! (PHP文庫)

すごい弁当力! (PHP文庫)

  • 作者: 佐藤剛史
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2016/04/03
  • メディア: 文庫
 
はなちゃんのみそ汁

はなちゃんのみそ汁

  • 作者: 安武信吾・千恵・はな
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2012/03/13
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 
年収90万円で東京ハッピーライフ

年収90万円で東京ハッピーライフ

  • 作者: 大原扁理,死後くん
  • 出版社/メーカー: 太田出版
  • 発売日: 2016/07/20
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)