Good Life Journal

日常生活における「疑問?」を「確信!」へ

床に落としたモノも食べたほうが良い「清潔すぎる環境は免疫力をどんどん失わせる。」

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昔から「3秒ルール」と呼ばれるように、床やテーブルに落としてしまった食べ物でも3秒以内に食べれば問題ないと言って食べてしまう人は少なくないのではないでしょうか。

厳しい家庭で育てられた人の中には、床に落としたものを食べるなんて行儀が悪いと教わった人もいるかもしれませんが、東京医科歯科大学元教授の藤田紘一郎氏によれば、免疫学的な観点から見ると、床に落とした食べ物は基本的には食べた方が良いのだそうです。

と言うのも、現代人は消毒された水を飲んだり、レトルトの食品ばかり口にすることで、適度な数の細菌を体に取り込む機会を失っており、その結果、腸内細菌の数が少なくなっていると言います。

この腸内細菌は野菜などの食べ物を分解して、セルロースと呼ばれる免疫力を上げる成分を作る役目を果たすわけですが、あまりにも潔癖になりすぎて、腸内細菌が減ってしまうと、免疫力もそれに伴って弱くなってしまうということなのです。

それは赤ちゃんの行動を見ていれば容易に説明がつくもので、赤ちゃんはオモチャ、イス、そして車の窓など、時にはお母さんがビックリしてしまうほど汚いものを平気で口に入れようとしますが、そうすることで自分の腸内細菌の多様性をできるだけ広げようとしているのでしょう。

しかし、現代のように床には抗菌フロアマットを敷いて、事あるごとに手を消毒、赤ちゃんが何か口に入れようとしたら「バッチイでしょ!」とすぐさま取り上げてしまうなど、菌とは無縁の生活を送っています。

そうやって腸内細菌の数が少なくなってしまった結果、最近ではアレルギーを持つ子どもの数は増加傾向にあるようで、アレルギーを発症している赤ちゃんの腸内を調査したところ腸内細菌がほとんど見つからず、約40パーセントの赤ちゃんに関しては、腸内細菌が全くいなかったのだそうです。

また、他の調査でも、衛生状態が良い国と悪い国とで比較した所、衛生状態が悪い国のほうがアルツハイマーの発症率が10パーセントも低かったという結果が出ていることから、あまり綺麗にしすぎるのも考えものだと言わざるを得ないでしょう。

そもそも、昔の人は抗菌製品や消毒スプレー無しで問題なく暮らしていたのですから、現代に生きる私たちも、本来そんなものが無くても健康的に暮らしていけるはずです。

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