Good Life Journal

日常生活における「疑問?」を「確信!」へ

追加で10万円払ってまで東京マラソンに出場した人が4000人「日本人ほど走ることが好きな民族はいない」

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毎年、2月になると開催される東京マラソンには3万5000人のランナー、1万1000人のボランティア、そして50万人にものぼる沿道の観客が一同に集結し、さらに今年は追加で10万円を支払ってチャリティランナーとして出場した選手が4000人にのぼるなど、大会は大きな盛り上がりを見せます。

そんな東京マラソンは、2007年に当時の石原都知事の意向で始まったものでした。

世界には、ボストン、ニューヨーク、ロンドン、そしてベルリンなどの大都市を舞台とした市民マラソンが数多くあり、都市型市民マラソンは先進国の象徴のようなものなのですが、日本では、交通規制によって東京の首都機能を7時間近くもマヒさせることに対して警察が否定的な姿勢をとっていたこともあって、都市型市民マラソンが開催されずにいたのです。

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そこで、石原都知事が当時の警視総監に直々に電話をして「ニューヨーク市警にできることが、なぜ天下の警視庁にできないのか」と説得を試みたことで、東京マラソンが実現することになった言われています。

そして東京マラソンが実現したことによって、その熱は他の都市にも伝わり、大阪、名古屋、神戸、京都、そして福岡などでも都市型市民マラソンが広がっていき、現在では日本のランニング人口は1000万人にまで増加しました。

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恐らく日本でここまでランナーが増えた背景にあるのは、ランニングが単に健康に良いという理屈ではなく、日本人の中に「機会があれば自分も走ってみたい」という心理的な下地があったからではないでしょうか。

よく考えてみれば、お正月に開催される「箱根駅伝」を見て家族一同で感動するという文化はもう何十年も日本に根付いていて、テレビの視聴率が下がり続ける現代においても、箱根駅伝の視聴率だけは下がるどころか、むしろジワジワと上がり続けているのです。

さらに日本テレビ系列で毎年放送される「24時間テレビ」でも、芸人、俳優、歌手、あるいはアイドルなどが100km前後のチャリティーマラソンを走ることは今や夏の風物詩となっていることからも分かるように、日本では人が走る姿を見て感動するという習慣が30年以上に渡って続いています。

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東京マラソンの参加者の中には、学生の頃に一度も体育会系の部活に入ったことがない人や、還暦を過ぎてから初めて走り始めたという人も少なくなく、誰もが始めたいと思ったタイミングでゼロ地点から始められるのがランニングの魅力なのでしょう。

それに、自分自身が努力を重ねた分だけ、それがリアルな数字として直接的に自分のタイムに反映されることを考えれば、不公平で不透明な社会と言われる現代において、走るという行為ほど「公平で確実」なものは無いはずです。

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