Good Life Journal

日常生活における「疑問?」を「確信!」へ

将来が不安だという若者たちへ「かつて人類の歴史上で、先がはっきり見えて不安が全くない時代がありましたか?」

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世の中が不安定になればなるほど、「先が見えない」「年金がもらえるか分からない」と言って多くの人たちがお金の心配をしています。

では、かつて今までの人類の歴史の中で、先がはっきり見えて、お金の心配が全くない時代などありましたでしょうか?

もちろん後から歴史を振り返ってみれば「この時代は安定していた」と言える時代はあるでしょう。しかし、フランスの哲学者・アランの名著「幸福論」の中でも「悲観は気分である。しかし楽観は意志である」言われているように、その時代の雰囲気というのは、その時代に生きた人たちの考え方ひとつで大きく変わってくるものでもあります。

経済学者・竹中平蔵さんとライフネット生命保険の創業者・出口治明さんが書かれた「人生100年時代のお金の不安がなくなる話」という本をめくりながら、日本人が想像する将来の不安について考えてみましょう。

”日本の幸福論”について語られる時、「少し前の日本は幸せだった」というフレーズを聞いたことがあるのではないでしょうか?「少し」をどのくらい前と捉えるかは人それぞれですが、例えば映画「ALWAYS 三丁目の夕日」で描かれている1958年当時の日本は夢や希望に溢れていて、今とは違って幸せそうだと感じる方もいるようです。

確かに、映画「ALWAYS 三丁目の夕日」の登場人物たちからは貧しいながらも幸せなムードが伝わってきます。しかし、この当時の日本には「年金制度」というもの自体が存在していなかったということをご存知でしょうか?

年金がもらえるのか不安だと嘆く方々がこの事実を知ってもなお、「『ALWAYS 三丁目の夕日』の日本は幸せそうだ」と思い続けることができるでしょうか。

そうだとしても、「年金の不安だけではない、今の時代はリストラされることもあるし、これからは人工知能に仕事を奪われて働く場所が無くなることもあるかもしれない」と不安を拭いきれない方も多いかもしれません。

でも、今後、日本の人口は毎年100万人ずつ減っていき、毎年一つの県が消えていくスピードで人がいなくなっていくわけですから、今後、働く場所が無くなるどころか、将来の働き手がどんどん少なくなっていきます。

竹中さんは身体が健康でずっと働くことができれば、老後なんかは全く心配する必要がないと述べており、出口さんは「どうやったらずっと健康でいられるか」を考えるのは時間の無駄で、「めいいっぱい働いていれば、なんとかなる」という気持ちで生きているぐらいが一番いいのだそうです。

今の若い人たちにとって、世の中から求められるスキルは高いのかもしれませんが、昔の日本のように食うために働かなくても、日々問題なく暮らしていける世の中があります。

最初に述べた「悲観は気分である。しかし楽観は意志である」という言葉のように、時代が安定していてもしていなくても、不安な気持ちは変わらないのですから、あとは好きなことをどれだけ精一杯やれるかということだけなのでしょう。

人生100年時代のお金の不安がなくなる話 (SB新書)

人生100年時代のお金の不安がなくなる話 (SB新書)

  • 作者: 竹中平蔵,出口治明
  • 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
  • 発売日: 2017/09/06
  • メディア: 新書