Good Life Journal

日常生活における「疑問?」を「確信!」へ

設計図の5次元化で建築技術は今の10倍まで急上昇する。

f:id:goodlifejournal:20181208013235j:plain

アメリカロサンゼルスの地下鉄工事やカナダの次世代型路面電車の建設工事といった巨大プロジェクトでは、BIMという最新の設計手法が用いられていて、イギリスやフィンランド、シンガポールでも公共事業でのBIMの活用が義務化されるなど、様々な場面でこのBIMが取り入れられるようになってきました。

BIMとは、Building Information Modeling(ビルディング・インフォメーション・モデリング)の略称で、ビルや橋といった建造物の設計図を3Dで作り、そこに詳細な施工計画やコストなどの情報を加えていくことで、建設プロジェクトに関わるありとあらゆる情報を可視化し、最大限に活用できるようにする手法のことです。

設計図面を見て建物の完成した姿を想像するのは、普段から設計図面に慣れた人でなければなかなかできませんが、3D化することによって現場の作業者からオフィスにいる関係者まで全ての人が手に取るように現状を把握することができ、円滑な工事の進行や手戻りの削減、スムーズな合意の形成が期待できます。

f:id:goodlifejournal:20181208013247j:plain(出典:tekla.com)

BIMでは単純に建築物を3次元でモデリングするだけではなくて、施工の手順やプロセスといった時間軸を加えた4次元でシミュレーションを行ったり、さらに原価管理を連動させることで情報を5次元化させる取り組みまで行われているようです。

3Dモデルを用いることで設計の変更による資材の数量やコストの変化も一目瞭然で、適正な工程管理だけでなく、発注者に対して設計変更の内容やコストの変化などについての分かりやすい説明も行えるようになります。

建築会社大林組の子会社であるウェブコーでプロジェクトエンジニアを務めるマッコネル氏によれば、BIMモデルを工程表に連携させて、横軸を時間、縦軸を出来高としてグラフ化することで、「早い段階で各工程の遅れを発見し、作業員や建機、資材などのリソースを再配置することで遅れを取り戻すことができる」のだそうです。

f:id:goodlifejournal:20181208013308j:plain

(出典:architecturalbimservices.com)

1970年代、主要な航空宇宙企業はコンピュータ支援の3Dモデリングを先駆けて行った結果、航空機の設計・建設における生産性は最大で10倍向上させることができたそうですが、建設業界では、プロジェクトの計画、設計、建設、運営、保守の一連のプロセスをまとめて管理するプラットフォームを取り入れることができておらず、これは見方を変えれば建設業界にはまだまだ成長していく余地があると捉えることができます。

BIM を活用したプロジェクトの研究事例では、BIMを用いることで、当初の設計を確認する回数や手直しの発生箇所、遅延の発生損失、設計の変更回数などが改善して、最大で40% も生産性を向上させることができるとされているように、BIMがもっと一般的になっていくことで、工事にかかる時間は減少し、建設費用もより小さなものになるのでしょう。

ワープする宇宙 5次元時空の謎を解く

ワープする宇宙 5次元時空の謎を解く

  • 作者: リサ・ランドール,向山信治,塩原通緒
  • 出版社/メーカー: NHK出版
  • 発売日: 2007/06/26
  • メディア: 単行本
 
タオ・コード―老子の暗号が語り出す 性の五次元領域から迸る秘密の力 (5次元文庫)

タオ・コード―老子の暗号が語り出す 性の五次元領域から迸る秘密の力 (5次元文庫)

  • 作者: 千賀一生
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 2009/02/11
  • メディア: 文庫
 
五次元思考実践ガイド

五次元思考実践ガイド

  • 作者: 小宮・ベーカー・純子
  • 出版社/メーカー: 中央アート出版社
  • 発売日: 2008/10/17
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)