Good Life Journal

日常生活における「疑問?」を「確信!」へ

手書きで8時間かけて丁寧に書けば、芸能人だって振り向かせられる「デジタル時代のアナログの本当の価値。」

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SNSで誰でも簡単に著名人や面識のない人とやりとりが出来るこのデジタル時代に、あえてアナログ手法を取り差別化を図ったことで大きな成功へと繋がった話をご紹介します。

愛知県蒲群市にある竹島水族館は、館長がすべて手書きで魚の解説やおもしろネタを書いて館内の至るところにそれを張り巡らせたことで面白い水族館だと話題になり、12万人だった年間の来客数が33万人に増加し、赤字経営を黒字に変えました。

水族館といえば水槽の横に学術的な解説があるのが一般的ですが、その内容などはよく読まずにチラッと横目に見るだけで素通りする方も多いそうです。そんな中、漫画風や独自のトリヴィアを手描きで丁寧に書いた解説に、「館長の水族館や魚への愛を感じる」と訪れる人々は口々に高評価をしているのだとか。

また、直木賞作家の朝井リョウさんは、ずっと憧れていた音楽プロデューサーのつんく(♂)さんと繋がることができて、自身の著書『武道館』の推薦文を書いてもらうに至ったそうですが、そのきっかけは朝井リョウさんがつんくさんに手紙を送ったことが始まりです。

いわゆるそのファンレターは、便箋8枚にも及ぶ超長文だったようで、感動したつんくさんは是非お手伝いさせてくれ、と朝井リョウさんbに連絡し、帯の推薦文を書く運びとなったそうなのです。

水族館と推薦文、2つのエピソードに共通していることは、どちらも「そこに“愛を感じた”」と相手に思わせたことです。人は、「これを作るのに裏でどれだけ時間をかけたんだろう?」という点に想いをはせることができる性質を持っています。

便箋8枚分の手紙を、修正ペンを使わずに丁寧に書き上げるにはとても時間がかかりますよね。間違えたらまた一からやり直し、書こうと思ってから終えるまでは、一体何時間かかったのか、半日、あるいは一日費やしたかもしれない……、と想像させる可能性があります。

もちろん単純に「時間をかけた=愛がある」とはなりませんが、たとえ時間がかかっても非効率的でも、愛を持ってかけた労力に人は共鳴するのも事実であり、こんなに時間をかけて一生懸命やっているんだ、という背景が分かれば心を動かされる人が必ずいるのです。

メールや電話でさっと連絡、情報をパソコンで打ち込んで手早くプリントアウト、それも勿論良いのですが、そうじゃない手間暇かけたアナログ手法でアプローチすることが時には大きな反響を連れてきてくれるのだ、ということを心に留めておいてはいかがでしょうか。

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