Good Life Journal

日常生活における「疑問?」を「確信!」へ

人生の最後で最も後悔することの一つは、「あれほど必死に働かなければよかった」ということ。

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米国産婦人科学会によれば、女性の子供をつくるための生殖能力は32歳まで「ゆっくりと確実に」減り続け、37歳以降では一気にがくんと下がるのだと言います。

そして、経済学者であるシルビア・アン・ヒューレットの調査によれば、キャリアウーマンの42パーセントは、40歳までに子供を持つことができず、そのことを大変後悔しているそうです。

アメリカで女性の働き方について大きな議論を巻き起こしている国際政治学者、アン・マリー・スローターさんが書かれた「仕事と家庭は両立できない?:『女性が輝く社会』のウソとホント」という本をめくりながら、女性の働き方について少し考えてみましょう。

今後、テクノロジーの発展や人間の寿命が延びることなどによって、働き方やキャリア設計の仕方が大きく変化することが予想されますが、女性の妊娠可能年齢が劇的に延びるということはあまり現実的ではなさそうですね。

そういった意味で、仕事と家庭を両立させるためにはできるだけ短い時間で成果を出す働き方を常に意識する必要があり、最近の調査では、創造性やイノベーションが求められる仕事では、働く時間が短い方が良い仕事ができるという報告がされています。

例えば、マイクロソフトの社員を対象にした調査では、週45時間の就業時間のうち、本当に生産的な時間はわずか28時間だけで、実際1日で何かを生み出している時間というのは6時間もないんですね。

確かにクリエティブな国の代表格である北欧の国々は1日6時間労働が当たり前で、本の著者のスローターさんも「2025年に最も力を持つのは、より少ないリソースでより多くを生み出せるようになった国だ」だと述べています。

オーストラリアで看護師として働いたブロニー・ウェアさんは多くの人の人生の最後を看取り、人生の最後の最後で一番後悔することは、「誰かが期待する人生ではなく、勇気を持って本当の自分の人生を生きればよかった」で、二番目に後悔することは「あれほど必死に働かなければよかった」ことなのだそうです。

もし、大量のメールを返信するために夜遅くまで残っているのであれば、人生の優先順位が間違っているのでしょうし、恐らくその3分の1のメールは必要のないものでしょう。

人生の最後で子供をつくっておけばよかったと後悔する人は多いのかもしれませんが、メールを全部返信しておけばよかったなんて後悔する人がいるとは到底思えません。

働き方はいくら変わっても、妊娠可能年齢だけは融通が利かないのですから、企業としても、自分自身としても、しっかりと人生の設計をしていかなければなりませんね。

仕事と家庭は両立できない?:「女性が輝く社会」のウソとホント

仕事と家庭は両立できない?:「女性が輝く社会」のウソとホント

  • 作者: アン=マリー・スローター,篠田真貴子(解説),関美和
  • 出版社/メーカー: エヌティティ出版
  • 発売日: 2017/07/31
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)