Good Life Journal

日常生活における「疑問?」を「確信!」へ

これからは株式会社ではなく、NPOが社会の中心になっていく。

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アメリカで最も人気のある就職先はどこでしょうか?

多くの方はまだ、私たちが見た事がない未来をつくるグーグルであったり、夢の世界を表現するディズニーだと思われるかもしれませんが、現在アメリカで最も人気のある就職先は年収250万円ほどの「Teach for America」というNPO(非営利団体)なのだと言います。

この「Teach for America」の日本支社、「Teach for Japan」の代表を務めている松田悠介さんが書かれた「グーグル、ディズニーよりも働きたい『教室』」という本をめくりながら、お金以上の働くモチベーションについて考えていきましょう。

「Teach for America」は、「優秀な人材を巻き込んで、すべての子供たちに質のいい学習環境を提供する」というミッションのもと活動するNPOで、教育の格差を無くすという世の中の問題を解決するために、アメリカの優秀な学生はアップルや大手金融会社の内定を蹴ってまで、「Teach for America」に就職するのだと言います。

大して給料が高くないNPOが普通の企業よりも就職先として人気があるのはなぜでしょうか?

確かにテクノロジーの未来は無限大ですし、金融やコンサルティングは短期的に利益を上げられるのかもしれませんが、今後の人類の長期的な発展に関して、教育よりも重要なことがあるかと言われればそれは疑問でもあると言えます。

アメリカの最近の優秀な若者は「世界を変える」という考え方よりも、「人類を変える」という考え方を大事にするんですね。

ピーター・ドラッカーは2002年に書いた「ネクスト・ソサエティ」という本の中で、21世紀の主役は企業からNPOに移ることをすでに予言していました。

「Teach for America」で働く人たちはお金のためではなく、自らを犠牲にしながら社会のために働いていると思われがちですが、実際はそうではないようです。

たまたま自分のやりたい事と仕事の内容が一致していただけで、世の中のためというよりは、自分の喜びのために働いているという人が圧倒的に多いのだと言います。

従来はお金とモチベーションは常に隣り合わせにあるもので、企業が与える報酬に応じて、優秀な人たちは仕事先を選んでいましたが、これからは企業が行っている社会貢献に応じて、優秀な人たちが仕事先を選んでいくのかもしれませんね。

グーグル、ディズニーよりも働きたい「教室」

グーグル、ディズニーよりも働きたい「教室」

  • 作者: 松田悠介
  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2013/04/12
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)