皆さんは先週末は何をされていましたか?将来的にはテクノロジーの発展で週休3日になるなんてことも言われていますから、今後は休日をどう過ごすかということがどんどん大事になってくるかもしれませんね。
経営コンサルタントの池本克之さんが書かれた「年収の伸びしろは、休日の過ごし方で決まる」という本をご紹介させて下さい。
ビジネスとは常に「サービスを提供する側」だけに立っていても本質は見えてきません。休日はサービスを受ける側であるいち消費者となって物事を考えていく必要があります。
一流のマーケターやクリエイターの方は、世の中の流れを掴むために、あえて自分がサービスを受ける側に立ってみることで、様々な経験を自身の頭の中にストックしているんです。
ただ、週末に消費者の立場になってサービスを受ける時は、「これをどうやって仕事に活かそう」などと考えてはダメです。休みの日にまで、無理に仕事のことを考えていたのでは疲れてしまいますからね。
むしろ、大切なのは、本の中で池本さんも仰っている通り、「好きなものをとことん突き詰めたい」という追求心や好奇心なんです。例えば、美味しいケーキを食べたら、このケーキはどこの牛乳を使っているのか、どういう想いやコンセプトでつくられたかなどを知りたくなりますよね?
つまり、自分の中に真剣なこだわりがあるからこそ、仕事から離れていても無意識に仕事の視点で物事を考えることで、次第に遊びと仕事との境界線がどんどんなくなっていきます。
本の中で、タモリさんが休日一緒にゴルフをしていた人に「真剣にやれよ!仕事じゃねぇんだぞ!」と言ったエピソードが紹介されてますが、真剣に遊ぶからこそ、遊びが仕事になり、真剣に遊べない人たちにとっては、遊びは遊びのままなのではないかと思います。

年収の伸びしろは、休日の過ごし方で決まる ズバ抜けて稼ぐ力をつける戦略的オフタイムのコツ34
- 作者: 池本克之
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2015/10/20
- メディア: Kindle版