Good Life Journal

日常生活における「疑問?」を「確信!」へ

「寿司屋×クリーニング屋」「美容院×中古車屋」など、普段は絶対に交わらないものをくっつけてしまえ。

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皆さんは、「俺のイタリアン」や「俺のフレンチ」というお店に行ったことはありますか?

まだ、東京にしかお店がないんですが、このお店のコンセプトが非常に面白く、立ち飲み屋や3つ星レストランを組み合わせ、回転率を上げることで、3つ星レストランの料理を安く提供できるビジネスモデルを構築しているんですね。

何でもこのお店のコンセプトをつくったのは、あのブックオフの創業者である坂本孝さんで、もちろん飲食業のことなどはさっぱり分からず、とにかくアイデア勝負で「俺のイタリアン」や「俺のフレンチ」をつくったのだそうですが、重要なのは世の中の新しいアイデアと呼ばれるものはすでに存在するモノの組み合わせなんです。

例えば、3つ星レストランなんて聞くと、ほとんどの人が値段が高くて、年に数回行くか行かないかの高級料理店だと思いますよね?でも、坂本さんは料理の質を落とさず、もっと気軽に本場の味を気軽に食べてもらえることを考えた時、店の面積を狭くして、徹底的に回転率を上げれば、経営が成り立つと考えてました。

例えば、「俺のイタリアン(新橋店)」は店舗面積が16坪で平均月商が1900万円前後と非常に生産性が高いわりに厨房は3坪しかないのだと言います。厨房では人がすれ違うことも容赦ないと言いますが、与えられた環境で知恵を絞るからこそ、生産性とは上がっていくものなんです。

坂本さんのこの言葉が非常に印象に残りました。

「この厨房について、料理人たちは当初『使い勝手が悪い』 とブツブツ言っていたものですが、しばらくして『使いやすい』 と言いはじめました。この時に、私は勝利宣言をしました。 『この環境でやるっきゃない』 となれ ば、できちゃう人、要するに知恵を絞り工夫することができる人が集まっているということです。」

ある調査によれば、同じ業界にいる時間が増え、専門知識がどんどん深くなってくると、新しい案を生み出す創造性が低下することが分かっています。

坂本さんは飲食店をやろうと色々なお店を回ってみた時に、不況の中でも繁盛しているのは、立ち飲みの居酒屋とミシュランガイドの星付きのレストランだけだったため、「この二つをくっつけてしまえ」という勢いから生まれたのが、「俺のイタリアン」だったそうなんですね。

皆さんの周りで「寿司屋×ケーキ屋」、「美容院×中古車屋」など、常識では絶対に交わらないが、少し視点を変えてみたら組み合わさりそうで、新しい価値を生み出せそうなものはありませんか?

本当にそういった小さな気づきからイノベーションは生まれるのだと思いますよ。

俺のイタリアン、俺のフレンチ―ぶっちぎりで勝つ競争優位性のつくり方

俺のイタリアン、俺のフレンチ―ぶっちぎりで勝つ競争優位性のつくり方

  • 作者: 坂本孝
  • 出版社/メーカー: 商業界
  • 発売日: 2013/04/03
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)