Good Life Journal

日常生活における「疑問?」を「確信!」へ

80歳で起業するために「ゆっくり、急いで」仕事をするんです。

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特に野球好きの方でなくても、50歳まで現役を続けた中日ドラゴンズの山本昌投手ご存知でない方は少ないのではないでしょうか。

現役を引退されてからも、野球解説者など様々な分野で活躍されていますが、もう30代で年配と言われるスポーツの世界で、50歳まで結果を出し続けるというのは相当な努力をされたことだろうと思います。

山本昌投手とスカイマーク代表取締役会長の佐山展生さんが共同で出版された「生涯現役論」という本をご紹介させて下さい。

山本昌投手は50歳まで現役で投げられましたが、実は小学校も中学校も補欠で、プロになっての最初の4年間は1軍に上がるどころか1勝もできず、給料も全然貰えなくて、常に財布には100円しか入っていないことも当たり前だったようです。

山本投手は5年目から本当の意味でのプロ野球選手になるわけですが、プロに入ってから29年間無遅刻無欠勤を続けたり、若い頃から翌日の体調を気遣って、夜更かしをしないと自分に厳しくしていたことなど、実は選手としての寿命は自身の身体のメンテナンス次第で、信じられないほど長く伸ばせるものなのかもしれません。

そう言えば、最近、興味深い話を耳にしました。生き物の心臓というのは、生涯で約20億回打つそうで、その過程でネズミのような体の小さい動物ほど心臓を打つスピードが速いため寿命が短く、ゾウのように体の大きい動物ほどそのスピードが遅いため、寿命が長くなると言います。

これは企業もスポーツの世界も同じことかもしれませんね。つまり、すぐに結果を出そうとして忙しく動き回れば、心臓の鼓動がどんどん速くなって短命に終わり、山本投手のように意識的にスピードを落として量にこだわらず、身体の具合をしっかりと調整しながら、少しずつ確実に前進するような意識でいれば、寿命というものは自然と長くなるものなのでしょう。

山本投手は40歳を過ぎても、キャンプは必ず2軍からスタートし、親子ほど年齢が離れた若者たちと同じ量の練習をこなしていたことが50歳まで現役で投げられた大きな要因だと仰っています。

スポーツの世界ほど短命で結果を求められる場所はないと思いますが、結局は短期の尺と長期の尺をしっかりと自分の中で持ってバランスを取っていく必要がありますね。

実際、私たちは人類至上初めて寿命が100年になること経験する世代でもあります。仕事でも何でも、急ぎ過ぎて人生のピーク時が速いければ速いほど、長い人生は苦痛になってしまうことでしょう。

これからの時代を生きる方々は「80歳で起業する!」という考えを持っているぐらいでちょうどいいのかもしれません。

生涯現役論 (新潮新書)

生涯現役論 (新潮新書)

  • 作者: 佐山展生,山本昌
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2017/05/16
  • メディア: 新書